FP父さんのコラム

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help リーダーに追加 RSS 本当にあった大損した話

<<   作成日時 : 2007/01/28 01:21   >>

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あるお客様の本当にあった大損した話です。

あるお客様は、ある会社の社長のご子息でした。父が創業した会社は、バブル崩壊後の不況の中でも堅調な業績を維持していました。創業者利益により賃貸マンションも複数所有し、株式や預貯金等の金融資産も多数保有しており、社長個人の総資産は、相続税評価ベースで9億円程度の方でした。そんなある日、その社長がお亡くなりになられ社長の財産をご子息と兄弟が引き継ぐこととなりました。

ところが・・・

相続手続きが終わって、そのご子息及び兄弟に残ったのは、生前社長が住んでいた自宅とある財産となり、その他の不動産や金融資産を全て失うこととなりました。

普通に行けば賃貸不動産や多額の金融資産の運用だけで収入を得ることができるだけの十分な財産があったにもかかわらず、どうして何もなくなってしまったのでしょうか?どうして相続対策を失敗してしまったのでしょうか?

今回の失敗の原因は、社長である父が経営していた会社の株式にありました。社長は、創業者ということもあり、会社の株式を90%所有していました。そして、父の相続財産を相続税計算したときには、会社の業績が堅調だということもあり、この会社の株式の社長の所有分の評価が5億円となってしまいました。これにより結果として、相続税を4億円納めることになってしまいました。さて、この相続税をどうやって納めようかということになりますが、この会社の株式は未上場株式であるため、すぐに売却できるものでもなく、会社自体や第三者が容易に買い取ることはできません。上場株式であれば市場もありますが、未上場株式では買い手を個別に探さなくてはいけません。また、90%保有していた株式を不用意に売り渡すと会社の経営権を第三者に握られる危険性もあります。そこで、結局その他の不動産を売却し、投資信託や預貯金などを解約して現金を用意して納付することになりました。もし、生前に社長が保有していた株式を誰かに売却していたらこんなことにはならなかったでしょう。その他にも会社を別に作ってその会社に社長の株式を売却する方法などいくつか対策はあると思います。あの有名なサントリーは意外に未上場の会社なのですが、その株式の約9割を寿不動産というグループの別会社が持っているのがよい例です。もし、この話を聞いて相続対策の必要性を感じた方は一度ご検討ください。


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